ホントにつくかな? ツナ缶ランプ作って食べた!

ツナ缶を開けてみると、油の量が少し減って、表面にあるツナが若干茶色くなっていました。焦げていることはなく、普通のツナと見た目はさほど変わりません。においについても変わった点はありませんでした。

食べてみると、少しいぶされたような香りがあります。パサつきはありません。そのまま食べても、料理に使っても問題なさそうです。と言うより、個人的には普通のツナより好きな味でした、びっくり!

感想:ツナ缶ランプは作成も着火も意外に手間取る

ツナ缶ランプの作成から実際に点火するところまで体験しましたが、大変だったところも多かったです。正直に言えば、非常時にこれを実行するのはかなり難しいと感じました。

難しかった点をまとめてみます。

 

▽缶に穴を開けるのにかなり力が要る

まずは缶切りのとがった部分で小さく穴を開けて、それをグイグイ広げていきましたが、かなり力が要りました。缶の表面で缶切りが滑って、手をケガしそうになりました。

 

▽なかなか点火しない

今回は着火用ライターを使いましたが、もしマッチを使っていたら軽く20本は消費していたかも…というくらい手こずりました。

個人的には、こよりを細くしたほうが火はつきやすいと感じました。ただネット上にある体験談などには「こよりは太いほうがいい」と書いているものもあったので、色々試してみるとよいと思います。

 

▽すぐ火が消える

やっと点火したと思ったら、数分で火が消えてしまうことが続きました。こよりを引き出して長さを調節したり、こよりを交換したり(今回は、こよりを5回交換しました)と何度もやり直しました。

ランプに非常食に一石二鳥!だけどあまり実用的ではないかも…

ランプになって、そのあとおいしく食べられて、良いことずくめに思えるツナ缶ランプ。でも先ほども書いたように、作成から着火までかなり手こずりました。非常時にライターやマッチをかなり消費するうえ、あまり明るくならないとなると、実用性については疑問が残ります。ロウソクや懐中電灯がなくてツナ缶だけあるという状況もあまり想定しにくいですよね。

また地震のときは、揺れでランプや周囲のものが倒れて火災が発生する恐れもあります。屋内での裸火の使用は極力避けてください。

 

とは言え、いつも食べているツナ缶がランプに変身したり、そのあとおいしく食べられたりと、面白い経験ができて、子どもも(我々大人も)喜んでいました。キャンプなどで試してみると、楽しみながら防災を学べるイベントになりそう。ただしそのときは必ず大人が付き添って、危ない作業は大人の手でやってくださいね。

 

〈執筆者プロフィル〉

シマサキアヤ

フリーランスライター

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