防災イベント「ぼうさいこくたい」見どころ3つをリポート!

「ぼうさいこくたい(防災推進国民大会)」というイベントをご存じですか?誰もが気軽に防災を学べる日本最大級の防災イベントで、内閣府、防災推進協議会、防災推進国民会議が主催しています。例年は会場で行われますが、5回目となる2020年はコロナ下でオンラインでの開催でした。オンラインとはいえ盛りだくさんで、自宅からでも気軽に参加できました。3つのコーナーの様子をリポートします。

こんなふうに参加した!

(画像は「ぼうさいこくたい」公式サイトより)

 

今回は広島で開催予定でした。プログラムをみながら参加団体のコーナーを選んで、「中継を見る」をクリックして参加します。

(画像は「ぼうさいこくたい」公式サイトより)

クイズやまちがい探しで防災の知識を学ぶ

最初に参加したのは、一般社団法人 ひろしま防災減災支援協会の「体験×企画×対策『鯉こいキャラバン!』から防災・減災を取り組みませんか?」というワークショップです。

 

ここでは、市民に向けての「鯉こいキャラバン!」を体験できます。広島では2018年7月の豪雨で土砂災害が多数発生しました。広島県内の土砂災害警戒区域の数は、全国で最多です。スタッフには防災の専門家である防災士もいて、解説をはさみながら進行していきます。

写真を交えた活動内容の紹介があり、ゲームで楽しみながら防災意識を高めているのがわかりました。広島らしいのが、「鯉ちゃん救出大作戦」!

広島といえば「鯉」(カープ!)ということで、ペットボトルを詰めた鯉ちゃんを担架で搬送する体験も実施していました。面白いですよね。

 

「鯉こいキャラバン!」を学んだ後は、実際にクイズに挑戦します!オンライン上で参加者がグループに分かれて、スタートしました。Zoomのカメラに向かって選択肢をグー、チョキ、パーで表すことでクイズに回答できます。

クイズは、「豪雨のときに避難をするか?」など災害時に取るべき行動についてです。ハッとしたのは、これらのクイズには「絶対の正解」がないことです。住んでいる場所や周囲の状況、家族構成などによって適切な行動が変わってきます。日々「こういうことが起きたらどうする?」と考えなければいけないなと気づかされました。

 

続いては、間違いさがしです。イラストの中で地震時の行動として間違っているものを選んだり、どう行動すべきなのかをみんなで議論したりしました。

参加者から「身を守る姿勢はどうすればいいか」と質問があると、防災士のスタッフが「カバンや本などでこのように頭を守るといいですよ」と、身振りも交えて教えてくれました。

 

最後に、「災害は私たちの予想を超えてくることがあること」、「この前大丈夫だったから今度も大丈夫とは限らないこと」、「災害は正しく恐れるべきであること」を教わり、終了となりました。

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