災害時や忙しい日に!缶詰やポリ袋で作るおいしい非常食レシピ

万一のときのために常備している非常食。味については「正直あまり期待できない」と思っていませんか?最近の缶詰や非常食はバリエーションも豊富で、料理の食材としても大活躍!災害のときだけでなく、忙しくて買い物に行けない日にも重宝します。
今回は、缶詰や乾パンを使ったレシピや、ポリ袋を使って作るレシピを5つご紹介します。

常備している缶詰を使ったレシピ

まずは、トマト缶やサバの水煮缶などおなじみの缶詰を活用したレシピ2つです。

簡単ミネストローネ

包丁いらず!缶詰や災害用ストックの水だけで作れるお手軽スープです。

材料(4人分):
A(オリーブオイル大さじ1/カットトマト缶(またはトマトジュース)1缶(400g)/水600mL)
ツナ1缶(70g)/ミックスビーンズ缶2缶(220g)/塩・コショウ各適量

作り方:
(1)鍋にAを入れて火にかけ、沸騰したらアクを取り、すこし火を弱めて10分ほど煮る。
(2)ツナ缶・ミックスビーンズ缶を加え、ふたたび沸騰したら塩・コショウで味を調える。

ポイント:
野菜があればさらにうまみ&ボリュームUP!煮込むときに乾燥ハーブを加えたり、最後に粉チーズをかけたりするとより本格的な風味になります。レトルトご飯やおかゆを加えればリゾットに、パスタを加えればスープパスタにもリメイクできます。

そうめんチャンプルー

お肉やお魚の缶詰のうまみをしっかりと吸い込んだ、おつまみにもなる1品です。

材料(2~3人分):
そうめん2束(100g)※ごま油小さじ1/ごま油大さじ1/ランチョンミート80g/サバの水煮缶190g/ホールコーン(缶)60g/万能ネギ4本/酒・しょうゆ各小さじ1

作り方:
(1)ランチョンミートは短冊切り、万能ネギは小口切りにする。
(2)鍋に湯を沸かしてそうめんを1分40秒ほどゆで、ざるにあげたら手早く冷水で洗って冷やす。弾力が出てきたら水気を切って※ごま油を絡める。
(3)フライパンにごま油、ランチョンミートを入れていため、焼き色がついたらサバの水煮を加えて粗くほぐしながらいためる。
(4)ホールコーン・万能ネギを加えてサッと混ぜ、ゆでたそうめんを加える。
(5)麺をほぐしながら酒・しょうゆを加えてよく混ぜる。

ポイント:
ランチョンミートはコンビーフに、サバの水煮はみそ煮やサンマのかば焼き・サケの水煮などお好みの魚介缶に変えてもOKです。野菜や卵を加えると、よりバランスと彩りよく仕上げられます。

定番の非常食をおいしく食べるレシピ

アルファ米や乾パンなど、非常食の定番がおいしい一品に大変身!備蓄していた非常食の賞味期限切れが間近…そんなときにも役に立ちますよ。

カレーチーズドリア

1人ご飯や子ども用、夜食など、食べたいときにパッと作れる、時短ご飯です。

材料(2人分):
アルファ米またはレトルト米飯2食分/レトルトカレー(パウチ)1袋/ピザ用チーズ80g

作り方:
(1)アルファ米やレトルト米飯を、作り方に従って食べられる状態に調理しておく。
(2)耐熱皿にご飯を敷いてカレーをかけ、チーズをトッピングしてトースターかオーブン、グリルなどで焼き色がつくまで加熱する。

ポイント:
白米だけでなく、炊き込みご飯やピラフなど味のついたご飯や、加熱したおもちなどでも作れます。上のソースも、レトルトのパスタソースやデミグラスソースなどが使えますよ!

乾パンキッシュ

乾パンとは思えない本格的な仕上がりに驚き!特別な日のメニューにもぴったりです。

材料(18cmタルト型1台分):
A(乾パン100g/バター60g)
オリーブオイル大さじ1/タマネギ1/2個/シメジ1/2袋/冷凍ホウレンソウ80g/スモークサーモン80g/塩・コショウ各少々/小麦粉大さじ1
卵M2個/牛乳・生クリーム各100mL/ピザ用チーズ60g

作り方:
(1)乾パンを二重にしたポリ袋か厚手のフリーザーバッグなどに入れ、麺棒で細かく砕く。
(2)バターを湯煎かレンジで溶かして乾パンの袋に加え、よくもんでなじませる。
(3)タルト型にバターかオリーブオイル(分量外)を少量塗りつけて底にオーブンシートを敷き、乾パンを押さえつけるように敷き詰めて冷蔵庫で30分ほど冷やす。
(4)タマネギは薄切り、シメジは小房に分ける。
(5)フライパンにオリーブオイル、タマネギ、シメジを入れていためる。
(6)しんなりしてきたら冷凍ホウレンソウを凍ったまま加え、火が通ってきたらスモークサーモンを加える。
(7)軽く塩・コショウをかけて小麦粉をまぶし粗熱をとっておく。
(8)ボウルに卵を割り溶き、牛乳と生クリームを加える。
(9)型に具材を敷き、卵液を流す(半量加え1~2分してから残りを注ぐとあふれにくい)
(10)ピザ用チーズをトッピングして190度のオーブンで25分くらい焼く。
(11)粗熱をとって好みのサイズに切り分ける。

ポイント:
具材はベーコンやゆでたジャガイモなどアレンジができます。できたてよりも半日置くとタルト生地がしっかりとなじみ、切りやすいです。

洗い物を減らすポリ袋活用レシピ

ポリ袋に食材や調味料を入れ、混ぜたり湯煎したりして調理する「ポリ袋調理」。災害時の調理法として知られていますが、実はメリットがいっぱいあるんです。

ポリ袋調理の一番の利点は、「圧倒的に洗い物が少ない」こと。袋1つでボウルや鍋の役割を兼ねられるだけでなく、手を汚すこともありません。加熱する場合はそのまま湯煎するだけでOKなのもうれしいところです。複数のポリ袋を「同時に加熱できる」点も時短につながります。災害時はもちろん、忙しい毎日にも役に立つ調理法です。
袋の中でもんだり混ぜたりする調理方法なので「小さなお子さんとも一緒に」楽しめます。

さらに、油は不要または少量ですむのでヘルシー!栄養素の流出も最低限に抑えられ、食材から出た水分もそのままソースとして摂取することができます。そして、ポリ袋のまま湯煎すると中がほぼ真空状態になるため、うまみが食材に浸透して「よりおいしい」という、まさに良いことずくめなんです。

ポリ袋調理をする際の注意点

ただし気をつけたいのは、袋の選び方です。
ポリ袋は耐熱性の「高密度ポリエチレン(HDPE)」製のものを使用すること。かつ「食品用」「食品の保存用」「キッチン用」などと、中に食品が入ることが想定されているものを選ぶようにしてください。業界団体が食品衛生法等の法律に基づいて管理、検査をしている商品なので安心です。
スーパーなどにある無料のポリ袋はあてはまらないことがほとんどなので注意してくださいね。

また加熱時の注意点が1つ。
鍋に直接ポリ袋を入れると熱で袋が溶けて破れる可能性があるため、湯煎をするときは、耐熱皿(陶器や耐熱ガラスなど)を鍋底に敷いた状態でポリ袋を入れること。また、鍋肌にも触れさせないようにすることがポイントです。

手作りソースの煮込みハンバーグ

普段は洗い物が大量に出るハンバーグを、ほぼ洗い物ゼロで作ります!

材料(4人分):
A(合いびき肉400g/タマネギ1/2個/卵1個/パン粉大さじ4/牛乳大さじ2/塩・コショウ各少々)
ケチャップ・ウスターソース各大さじ4
B(パプリカ1/2個/ブロッコリー1/2株/カブ2個/バター小さじ1/塩・コショウ各少々)

作り方:
(1)パン粉は牛乳を染み込ませておく。
(2)タマネギはみじん切り、パプリカは乱切り、ブロッコリーは小房に分け、カブはくし形切りにする。
(3)ポリ袋にAの材料をすべて加えて袋の口をしばり、中身が出ないようにしながらよくもむ。

(4)袋を下に軽くたたきつけてタネの空気を抜くようにし、袋の上から菜箸を押し付けて4等分に区切る。

(5)ケチャップとウスターソースを加えて軽く混ぜ、袋の口をしばる。

(6)別のポリ袋にBの材料をすべて入れて口をしばる。

(7)沸騰した鍋に耐熱皿を敷き、2つのポリ袋を入れ、時々向きを変えながら30分ほど湯煎する。

(8)やけどに気をつけながら鍋から袋を取り出して口を開け、ハンバーグ・野菜を器に盛ってソースをかける。

ポイント:
肉に火が通りやすいよう、しっかりと空気を抜いて少し平べったい形に成形してください。
ソースは焼き肉のタレや、カレーフレーク+水に変えるなどのアレンジができます。

「非常食レシピ」も備えて安心

缶詰や非常食は時短の味方!今夜のおかずに困った時にサッと使える手軽さに加え、調理器具が少なく洗い物を減らせるというメリットもあります。
ぜひ普段の買い置き用に、そして万が一の備えとしてもご家庭にストックしておくと安心ですよ!

 

<執筆者プロフィル>
露崎奈津子
料理講師・料理教室主宰

無断転載禁止

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