噴火警報・予報の種類
噴火警報には「噴火特別警報」「噴火警報」の2種類があり、そのほかに「噴火予報」があります。
各警報・予報は、次のような場合に発表されます。
・噴火特別警報
火口周辺から居住地域にかけて重大な被害をもたらす噴火が予想される場合
・噴火警報
火口周辺から居住地域の近くまで重大な被害をもたらす噴火が予想される場合
・噴火予報
活火山であることに留意が必要な場合
噴火警戒レベルと火山活動の状況について
噴火警戒レベルによって、取るべき行動は変わってきます。
111の活火山のうち50が、火山防災のために監視・観測体制の充実が必要な火山に選定されて24時間観測されており、このうち48の火山については「噴火警戒レベル」が設けられています。
噴火警戒レベルが運用されている火山では、5段階のレベルがあります。
レベルごとに取るべき防災行動は以下の通りです。
レベル1:活火山であることに留意
レベル2:火口周辺規制
レベル3:入山規制
レベル4:高齢者等避難
レベル5:避難
警報の種類や対象範囲などの詳細は、以下の表をご確認ください。
<噴火警戒レベルが運用されている火山>
<噴火警戒レベルが運用されていない火山>
図表引用:気象庁「噴火警報・予報の対象範囲」
https://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/kaisetsu/volinfo.html
噴火レベルが設定されていない火山の場合、警戒事項や火山活動の状況、対象範囲などによって発表される警報の種類が変わってきます。
噴火警報が出ると山に近づくことができず、特別警報が出ると居住地域は厳重警戒が必要になります。
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