小麦 卵 乳…食物アレルギーの災害対応とレシピ


画像:PIXTA

食物アレルギーがある場合、災害時には、普段以上に食事で苦労することと思います。メニューのマンネリ化によるストレスや栄養バランスの偏りも懸念されますね。この記事では、そうした場合の食べもの選びのポイントと、小麦・卵・乳不使用の防災レシピをいくつか紹介します。

アレルギー表示の見方・注意点と調理のポイント

食物アレルギーとは

「食物アレルギー」とは、特定の食材を食べた際、食材に含まれるアレルゲンに過剰に反応を起こすことを指します。

かゆみやじんましんなどの症状でとどまることもあれば、重篤な場合は、意識障害や血圧低下などのアナフィラキシーショックを起こし、命にかかわります。食物アレルギーを持つ方は年々増加傾向にあり、子どもの発症が多いことが特徴です。

アレルギー食品と表示の見方・注意点

アレルギー物質を含む食品は「特定原材料等」として指定されていて、容器包装された加工食品には表示が義務づけられています。特定原材料等は現在28品目あり、表示が義務化されている品目と、表示が推奨されている品目とがあります。それらは以下の通りです。

 

【表示義務・7品目】

エビ・カニ・小麦・そば・卵・乳・落花生(ピーナツ)

 

【表示を推奨・21品目】

アーモンド・アワビ・イカ・イクラ・オレンジ・カシューナッツ・キウイフルーツ・牛肉・クルミ・ごま・サケ・サバ・大豆・鶏肉・バナナ・豚肉・マツタケ・モモ・山芋・リンゴ・ゼラチン

 

これらの食品を含む加工食品のパッケージには、個別表示します。原材料として使用していない場合でも同じ製造ラインで特定原材料等を使用して混入する可能性がある場合には「注意喚起表示」があります。

類似商品でもメーカーによって表示される食材は異なりますので、食物アレルギーが気になる場合、よく確認しましょう。

自炊と調理のポイント

災害時は情報や食品が手に入りにくいため、食物アレルギーがある場合は食べるものに一層気を使いますね。自炊をする際のポイントについて解説します。

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