災害時にぜひ!簡易パーティションとクッションの作り方

被災して体育館などの避難所で避難生活を送ることになった場合、他の避難者と雑魚寝状態で過ごすことが想定されます。そこで必要になるのが、空間を区切り、目線を遮ることができるパーティションです。最近では、パーティションは避難所での感染症対策としても注目されています。

簡易的なパーティションなら特別な材料は必要なく、すぐに作ることができます。今回は、避難所で過ごすときに役立つクッションも一緒に作ってみました!

段ボールで簡易パーティションを作る

段ボール箱を使って土台を作り、そこにもう1つの段ボール箱を差し込んで、パーティションにします。

材料

・段ボール箱2つ

・粘着テープ

・はさみ

作り方

①土台にする段ボール箱の上下を開きます。

②箱の角にあたる部分を縦に切り取ります。

角の折れ目を中心に、左右の幅が同じくらいになるように切ってください。

 

このようなパーツが4つできました。

③できたパーツを、三角形が2つできるように折り、粘着テープでとめます。

これで土台の完成です。真ん中の隙間はそのまま開けておきます。

④土台を2つ用意します。土台の真ん中の隙間に、もう1つの段ボールを開いて差し込んだら、パーティションの出来上がり。

土台の間隔は、段ボール箱のサイズに合わせて調整してください。段ボール箱のサイズが大きい場合は土台を3つ、4つ使います。

簡易パーティションは意外に倒れない

土台は意外にしっかりしていて、パーティションの上部を押してもなかなか倒れません。ただ、軽いのですぐ横に滑ってしまいます。土台の三角形の中に何か重しを入れると横滑りは解消できます。

段ボールのサイズを変えれば、もっと大きいパーティションにもなります。いくつかつなげたりすることもできるので、状況に合わせていろいろ調整できそうです。

ポリ袋で簡易クッションを作る

続いて簡易クッションを作ります。こちらはかなり単純な作りで、すぐ作ることができます。

材料

・ポリ袋

・(ポリ袋を縛る)ひもや輪ゴム

作り方

ポリ袋を開いて1/2~1/3ほど空気を入れます。袋の口を持って上から振り下ろすとうまく空気が入ります。

 

あとは空気が漏れないようにひもや輪ゴムなどで縛るだけ。体を押し当てても空気が漏れないように、きっちり縛ってください。

簡易クッションはタオルと合わせて使うと快適に

壁に押しつけるように腰に当てて使うと、座るときに楽な感じがします。耐久性はあまりないので、座布団のように上に座って使うのは無理そうです。

ツルッと滑るので体への当て方には工夫が必要です。タオルなどがあれば巻くと多少滑らなくなります。

 

ポリ袋に入れる空気は少なめにして枕にして使うと、多少ガサガサ音がしますがなかなか心地がいいです。これもタオルなどで巻いて使うと良さそうだと思いました。

ボールでも簡易クッションが作れます

避難所が体育館だった場合、体育館にあるボールもクッションの代わりに使うことができます。

ボールの空気入れを使ってボールの空気を抜きます。このサイズだと、枕にするのがちょうど良さそうです。

避難所生活の必需品!

パーティションもクッションも、かなりシンプルな材料と手順で作ることができました。特にパーティションは単純な作りですが、とっさのときにこんな作り方を考えつくのは難しそうです。

避難所生活を送ることになった場合、両方あれば少し楽になりますから、覚えておいて損はありません。避難所で周囲の方と作り方をシェアできるといいですね。

 

<執筆者プロフィル>

シマサキアヤ

フリーランスライター

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