部屋別!自宅の地震対策・寝室&子ども部屋編


画像:PIXTA

大地震は、いつどこで発生するか予想ができません。阪神・淡路大震災や新潟県中越地震などでは、倒れてきた家具の下敷きになって、亡くなったり、けがを負ったりした方が多くいました。

地震に備えるうえで自宅での被災を考えた対策も必要です。特に寝室や子ども部屋は、自宅の中でも危険度が高い場所になります。

そこで今回は、寝室と子ども部屋に重点を置いた地震対策を紹介します。

寝室と子ども部屋は地震による災害リスクが高い

地震発生時に、寝室や子ども部屋で多い被害は「家具の倒壊」です。

寝室は寝るための部屋です。人は就寝中には無防備な状態になります。寝ている間に地震が発生すると、とっさに逃げられず、家具の下敷きになりやすいのです。

さらに、人の睡眠時間は1日の3分の1を占め、寝室は多くの時間を過ごす場所であることから、地震による災害リスクの高い部屋だといえます。

子ども部屋も、子どもの寝室を兼ねている家庭が多いことから、地震時に被害が発生しやすい部屋だといえます。

寝室の地震対策のポイント

就寝中に地震が発生した場合に、被害を受けるリスクを下げる工夫が必要です。詳しく解説していきます。

大型家具の転倒リスクを下げる工夫をする

地震が発生すると、背の高いタンスや本棚などの大型家具が転倒する可能性があります。就寝中に大型家具が転倒してきた場合に避けることはほぼ不可能です。

 

前提として、背の高い大型家具はできるだけ寝室に置かないようにします。

もし、どうしても寝室にしか置けない場合は、倒れた際に寝ている場所に当たらないような配置にします。寝室に置くタンスは、なるべく背の低いものにしたり、ベッド下の収納を利用したりするようにしましょう。

 

本棚は重心が下に来るように、下段の奥行が上段に比べて大きい本棚もおすすめです。

また、しばらく読まない本は収納ボックスなどに入れて平置きし本棚のサイズを小さくすることで転倒リスクを下げられます。

家具はすべて固定する

寝室に家具を置く必要がある場合は、次にご紹介するような方法で固定して、家具の転倒や移動によるケガのリスクを減らしましょう。

寝室の家具の固定には、以下のような方法があります。

※商品情報や価格は2021年1月のものです

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