最後に公衆電話を使ったのはいつですか? そう聞かれても思い出せないぐらい遠い存在になりつつある公衆電話。でも、実は災害時にとても頼りになる存在なんです。
今回は、近くにある公衆電話の探し方と災害時の使い方について紹介します。
公衆電話は災害時に優先的につながる
大規模災害時には、通信制限により携帯電話や家の固定電話がつながらなくなることがあります。実際に東日本大震災の際は、携帯電話からの音声通信は通常時より最大70~95%制限されました。
一方で「災害時優先電話」である公衆電話は制限を受けないため、そうした状況でもつながる場合があるのです。しかも、停電時も使用可能です。東日本大震災当時は公衆電話に行列ができたそうです。
しかし多くの方が感じている通り、公衆電話の設置台数は年々減っています。2008年には約30万台設置されていましたが、2019年では約15万台と、11年間で半分になっているのです。
公衆電話の探し方
どんどん少なくなっている公衆電話。皆さんの身近なところでは、どこに設置されているかご存じでしょうか。「昔あそこで見た気がする」という場所にも、もうないかもしれません。
まずは公衆電話の探し方をご紹介します。
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