大地震でも家電の転倒を防げるグッズを実際に試してみました!

意外と盲点になるのが、自宅にある家電の地震対策です。

家具の固定はしていても、大型家電の転倒対策はしていない、という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

本当は新しく家電を買ったときや引っ越しをしたときに、転倒防止対策用のグッズを家電につけてしまうのが、一番手っ取り早いのですが、なかなか、そうもいきません。ずっと、放置したままになっている方もいらっしゃるでしょう。ちなみにわが家の場合は、対策が全くできていませんでした。そこで、家の中の家電、中でもテレビと冷蔵庫、電子レンジの3つに専用の転倒防止グッズをつけてみることにしました。今回は、その時の作業の様子をリポートしていきます。

※なお、グッズの価格などの記事中の情報は2021年3月30日時点のものです。

テレビの転倒対策

わが家では、子どもの遊び場にもなっているリビングの一角にテレビが置いてあります。今回、家電に転倒対策を施そうと思い立ったきっかけは「子どもが遊んでいるときに地震が起きて、テレビが落ちてきたら…」と考えたことでした。

そこで、平安伸銅工業「液晶テレビ用耐震固定ポール」(税込み2,045円、編集部調べ)というグッズを見つけてきました。

この商品を使って、テレビ本体とテレビ台をつなぐように鉄製の支柱を取り付けて固定してみました。この商品が対応できるサイズは、32~60型の薄型液晶テレビと厚みが2~5cmの天板がついたテレビ台です。

必要な道具はプラスのドライバー1本だけです。

まずは支柱2本と部品をそれぞれ組み立て、テレビ本体に取り付けます。テレビ本体の背面にある「壁取り付け金具用ねじ穴」を利用して、上の写真のように支柱を付けていきます。

注意していただきたいのは、テレビの種類によっては、この商品についているねじが使えない場合もあることです。その場合、テレビに付属していたねじを使うか、別に買い求める必要があります。今回はテレビに付属していたねじを使用しました。

次に、テレビ台も固定します。ねじは手でも締められます。

このままだと支柱が伸び縮みしてしまうので、支柱の中間にあるねじを2か所、手で締めていきます。これでテレビとテレビ台の固定は完了しました。

テレビを横からのぞいてみると、こんな感じです。テレビを少し手で揺らしてみても、びくともしません。

今度は前から見てみます。裏側から見ると、鉄の支柱があって、なんだか武骨な雰囲気でしたが、前方からは、ほとんど見えないため、あまり気にもなりません。

ちなみに、今回は、テレビの「壁取り付け金具用ねじ穴」の位置やテレビ台の幅の関係で、支柱をテレビに対して垂直ではなく、写真のように斜めにつけることにしました。テレビ側とテレビ台側の金具の角度は自由に変えられるので、今回のような状況でも対応できるわけです。

難しい工程や、力の要るような工程はなく、作業は15分ほどで完了しました。

しっかり固定できるので、安心感があります。子どものけがを防ぐ対策としてはもちろんですが、テレビは災害時に情報源として大いに役立つ家電ですから、壊れて、使えなくなることのないようにしたいですね。

冷蔵庫の転倒対策

冷蔵庫はかなり重量があるため、倒れてきたら危険です。それに、冷蔵庫は壊れると、災害時に貴重な食料が失われることにもなりかねません。冷蔵庫が地震でも動かないようにしっかり固定しておきたいものです。

そこで、冷蔵庫と壁をベルトでつないで固定できる、リンテック21「冷蔵庫ストッパーLP」(税込み2,840円、編集部調べ)を付けてみました。写真のベルト2本で震度6強相当の大きな地震にも耐えられるそうです。

こちらは工具が不要です。ゴム製のベルト2本を壁と冷蔵庫をつなぐように貼り付けて固定します。地震で冷蔵庫が動いても、ゴムベルトが伸縮して、冷蔵庫を転倒させない仕組みです。

2本のベルトの取り付け場所は、2つ考えられます。ひとつ目は冷蔵庫の上部2か所に、もうひとつは上部と側面の1か所ずつに付ける方法です。

まずは、この取り付け位置を決めます。わが家の冷蔵庫置き場では、スペース的にみて、側面に取り付けるのは難しいので、上部2か所に付けることにしました。

まず、付属のアルコールパッドで取り付ける場所を拭き、完全に乾かします。

ベルトの両端には、黒いテープと白いテープがついています。先に黒いテープのほうを壁側に貼り付けます。

次に、白いテープのほうを冷蔵庫に貼り付けます。付けたら、しっかり貼り付くように手で何度か強く押し付けます。これで作業は完了です。

重い冷蔵庫を動かすことなく、テープを貼り付けるだけで固定できました。5分もあれば一人でも取り付けられるので、とても簡単です。

なお、テープを外す際には、別売りの工具が必要になるそうです。強力な接着テープを使っていますが、この専用工具でゆっくり外せば、壁が傷つく恐れは少ないようです。賃貸住宅住まいの方でも使えそうですね。

ただし、接着テープは使い切りですので、作業は慎重に進めてください。一度、テープを外して、再度、取り付けたい場合、別売りの新しいテープを買ってこないといけません。勝負は一度きりです。

こちらの商品は、冷蔵庫のほかにタンスなどの重い家具を固定するのにも向いています。

電子レンジの転倒対策

次は電子レンジです。普通、高い場所に置くことが多い家電です。地震でレンジが上から落ちてきたら危険ですよね。

そんな電子レンジの転倒・落下対策に使ったのが、北川工業「タックフィット 電子レンジ・オーブンレンジ用」(税込み1,553円、編集部調べ)です。

こちらも工具不要で、電子レンジの脚4本と、電子レンジを置いている棚などの間に耐震マット(タックフィット)を貼り付けて使います。

粘着性があって、柔らかいマットが地震時の振動を吸収し、転倒や落下の可能性を少なくしてくれます。震度7相当まで耐えられるそうです。

まずは、写真のようにマットについているフィルムを剥がしていきます。

剥がしたら、電子レンジの脚の部分にマットがくるように位置を調整して、棚などの上に置きます。その上に電子レンジを乗せます。これだけで取り付け完了!

こちらは取り付け後の写真です。マットはあまり目立たないでしょ。

取り付け手順は簡単ですが、重い電子レンジを持ち上げながらの作業は、一人だとなかなか難しいと感じました。小型の電子レンジなら、一人でも取り付けられそうですが、大型のレンジの場合は2人以上で作業するのがおすすめです。

また、電子レンジの脚が高さ8mm以上ないと使用できません。取り付け可能かどうかを事前に確認してください。

今回紹介した3つの転倒防止グッズは取り付けが簡単なものばかりです。みなさんも、いま一度、家の中を見渡して、転倒の恐れがある家電がないかどうかをチェックしてみてくださいね。

執筆者プロフィル

シマサキアヤ
フリーランスライター

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