狭い家でも大丈夫!防災グッズをスッキリ収納する方法


非常持ち出し袋がインテリアにもなじみやすいおしゃれなデザインなら、リビングなどに備えておいても違和感がありません。手に取りやすい腰高の位置に壁面フックなどを取り付けて、引っ掛けて収納する方法もあります。浮かせる収納なら、お掃除するときにも邪魔になりませんね。
隠したい場合には、カゴなどに入れて布をかけておけば必要なときにサッと持ち出しやすいです。

備蓄品の収納は「ローリングストック」が基本

次は備蓄をそろえてからの運用の基本をお伝えします。
せっかく備蓄品をそろえても、収納したままではいざというときに賞味期限が切れていた!という事態になりかねません。定期的にチェックすることが必要です。例えば、「毎年9月1日の防災の日には賞味期限チェックをする」など、日付を決めて確認すると良いでしょう。

そしてもっと良い方法が「ローリングストック」です。これは、食品や飲料水などを日常的に消費しては補充することを繰り返すというもの。この方法なら賞味期限切れを防ぐことはもちろん、防災食に食べ慣れることにもつながります。食べ慣れたものが災害時に心を落ち着けてくれるかもしれません。備蓄品はローリングストックが基本と考えましょう。

収納と備蓄を両立して災害に備えよう

家族1人につき7日分の備蓄。これを常に1か所にまとめて収納するのは難しいかもしれません。けれどローリングストックを基本としながら、部屋の隙間などを活用して分散収納すれば備えやすくなるはずです。最近では、定額で毎月、缶詰やレトルトカレーなどが届くサブスクリプションサービスもあります。こうしたものもうまく活用しながら、いつ起こるかわからない災害に対して、しっかりと備えていきましょう。

 

<執筆者プロフィル>
瀬尾佐知子(せおさちこ)
整理収納・防犯コンサルタント、住宅建築コーディネーター、防災士

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