レインウェアは洗濯で長持ち!豪雨に強い選び方

レインウェア

長雨が続く時期に用意しておきたいのがレインウェアです。最近のレインウェアは、性能も見た目の良さも以前と比べて格段に進化しています。100円ショップやコンビニにもありますが、何を基準に選んだらいいのでしょうか。この記事では備えとして持っておきたいレインウェアを選ぶポイントを紹介します。

傘よりぬれにくく体温もキープ

記録的な大雨や気象の激甚化で、豪雨や大雨で避難することが珍しくなくなっています。そんなときでも、備えとしてレインウェアがあれば少しは安心できます。

ぬれると体温が下がり、体力を奪われていきます。横殴りの雨などのときは、レインウェアの方が傘よりもぬれにくいです。また、両手が自由に使えるため子どもの手を引いて避難する際にも便利ですし、雨のなかで土のうを積んだり、ブルーシートをかけたりといった作業もできます。非常持ち出し袋などの備えとしてレインウェアがあるのは、そうした理由からです。

土のう
写真説明:河川の決壊現場付近に積まれた土のう(2015年9月、茨城県常総市で)

防災に適したレインウェアとは

豪雨で役立つレインウェアには特徴があります。水を通しにくく通気性のあるもの、セパレートタイプでかつ身体にフィットしたものです。以下項目ごとに説明します。

タイプ→セパレートタイプ

レインウェアと言っても、頭を通してかぶるポンチョタイプや、羽織って使うコートタイプ、上下で分かれているセパレートタイプなど種類は豊富です。

豪雨に備えて持っておきたいのは、セパレートタイプのもの(=イラスト参照)。

セパレートタイプ

こういうタイプなら全身をすっぽりと覆うため防水性が高く、身体をぬらしにくいのです。

サイズ→体形にジャストフィット

レインウェアはサイズ選びも重要です。小さければ動きにくく、逆に大きいと隙間から雨が入ってきます。自分の体形にあったレインウェアを選びましょう。

サイズ決めのポイント→試着時のフィット感

多くのレインウェアのパッケージには、体格にフィットしたものを選ぶ目安として適応サイズ表がついています。レインウェアは服の上から着るものなので、元々、サイズ表記より余裕を持たせたつくりになっていることが多いです。「少し大きめにしたいから」とワンサイズアップする必要はないようです。

しかし、体形は人それぞれ。肩幅や腹囲などが合わない場合があるので、しっかり服の上から試着して選びましょう。

一番大切な「耐水圧」

ここからは、レインウェアの機能と性能について見ていきます。
レインウェアといっても、防水性はバラバラ。そこで、知っておきたいのが生地の防水性を表す「耐水圧」です。

耐水圧10,000mm以上がベスト

耐水圧は、日本産業規格(JIS)で定められた防水性能の基準の一つ。生地の上に1cm四方の柱を立て、その柱の中に水を注いでどのくらいの高さの水圧に耐えられるのかを示します。例えば、2mの高さの水圧に耐えた場合、耐水圧は2,000mmとなります。耐水圧の数値が高いほど、防水性が高いと言えます。

コンビニなどで売られている薄いタイプのレインウェアは耐水圧500mm程度、普段使いのカッパは2,000mm程度。ちなみに傘の耐水圧は200mm~500mm程度です。

備えとして持っておくのなら土砂降りにも耐えられる10,000mm以上のもの。防災用として売られている20,000mm以上のものなら、さらに安心です。

快適さは「透湿性」で決まる

防水性だけ高ければいいというわけではありません。
レインウェアを着ていると暑くて汗をかくこともあるため、レインウェアを敬遠する人も少なくありません。汗をかきやすくなるのは、生地の「透湿性」が低い場合、汗を外に逃がさずに生地の内側の湿度が上がって、着ている人が蒸し暑く感じるからです。肝心なのは、素材の「透湿性」なのです。

最低1,200g 快適さを求めるなら8,000g以上

透湿性とは、1㎡の生地が24時間で何gの水分を外に出すのかを数値化したもの。大人は安静にしている時、1時間で約50gの汗をかきます。24時間にすると約1,200g。つまり透湿性は、最低でも1,200gは欲しいところです。

さらに災害時は、避難のための移動や日常行わないような屋外、屋内作業、緊張感などからいつも以上に汗をかくことになります。快適に過ごせる透湿性としては、8,000g以上あるとよいと言われています。

以上の耐水圧、透湿性を兼ね備えたレインウェアの場合、大人用、子ども用ともに価格は4,000円程度から販売されています。

洗濯

メンテナンスについて

レインウェアの寿命は一般的に3~5年ほどといわれます。レインウェアを長く使うために必要なのが洗濯です。透湿性能は洗濯の度に失われていきますが、雨水や汚れをそのままにしておくと、かえって寿命を縮めてしまいます。使ったらこまめに洗濯をしましょう。

洗濯機でOK! すすぎ時間は長めに

多くのレインウェアには、メーカー推奨の洗い方がわかる洗濯表示がついています。一般的には、ネットに入れて洗濯機で洗えます。

洗うときのポイントは、すすぎ時間を長めにとること。レインウェアの生地は水を通しづらいので、時間が短いと洗剤をすすぎきれないことがあるからです。洗剤が残っていると、生地を傷めて性能が落ちてしまうこともあります。すすぎはしっかりとしましょう。

いざというときに使えないのは困りますよね。レインウェアも他の洋服と同じように定期的に手入れをすることが重要です。

<執筆者プロフィル>
丹下真美
フリーライター

1978年、愛知県生まれ。ライター歴15年以上。育児コラム、就職・転職記事まで幅広く執筆。

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