自宅バーベキューが防災訓練になる!BBQプロが語るポイント

具体的にBBQのどんな経験が…

―アウトドアの中でも、バーベキューの経験がいかせることはなんでしょうか?

災害になると、おなかを満たすものとしてパンやおにぎりを思い浮かべる人もいます。しかし、それで我々は満足できない。贅沢(ぜいたく)がしたいわけではありません。日本人は「温かいもの」が食べたくなります。みそ汁のように、日常的なものであれば更にうれしい。

―温かいものを作るために、バーベキューの経験がいかせるわけですね。

災害時にはインフラが途絶えます。多くの人はバーベキューと言えば炭やたき火をイメージすると思いますが、何もわざわざ火をおこすために苦労しなくてもよいのです。バーベキューの本場アメリカでも、多くの人がガスのグリルでバーベキューを楽しんでいます。ガスが止まっていても、ガスコンロとガスボンベがあればよいのです。


画像:PIXTA

どんなガスコンロを選んだらいいか

―ガスコンロはどういったものを選ぶといいでしょうか?

アウトドア用のものもありますが、食卓で鍋をする時に使うような一般的なガスコンロでも大丈夫です。ただ、意識しておきたいのはガスボンベの種類です。ガスボンベには家庭でよくつかわれるCB缶(カセットガスボンベ)と、アウトドア製品などで見かけるOD缶の大きくわけて2種類あります。


アウトドアなどで使われるOD缶 画像:PIXTA

―どちらがよいのでしょうか?

どちらが良いということはありませんが、できることなら種類は統一させておきたいですね。アウトドア用のランタンにはOD缶を使って点灯させるタイプのものもあります。その場合はコンロもOD缶を使うものにするといいかもしれません。自宅で鍋をする時に使うCB缶にはなじみがあるでしょう。日頃から使っているものであれば、いざという時にサッと取り出せると思います。

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