猛暑日に熱帯夜…8月の熱中症対策はここに注意!

特に注意が必要な場所とは?

風が弱い盆地や内陸は、熱がこもりやすく気温が高くなるので注意が必要です。
一方、海沿いは海風が吹いて熱がこもりにくいため盆地や内陸に比べると気温は低くなります。ただし直射日光が当たる砂浜は60~70度に達することもあり、気温以上に体感温度は高くなります。海水浴で訪れる海辺は涼しいと油断しがちですが、熱中症のリスクは高いことを忘れないようにしましょう。

また日中の日差しの影響で、夜間でも、室内の温度が気温以上に高くなっている場合があります。特に家屋やビルに囲まれた風通しの悪い場所は注意しましょう。

8月の熱中症対策のポイント

熱中症を避けるために知っておきたいポイントを2つ紹介します。

「熱中症警戒アラート」に注目

熱中症のリスクを知る方法の1つに「WBGT(Wet Bulb Globe Temperature)」があります。WBGTとは、気温と湿度に輻射熱(日射しを浴びたときや地面、建物などから出ている熱)の3要素から計算される暑さ指数のことです。

WBGTの目安は次の通りです。
・28~31(厳重警戒):外出時は炎天下を避ける。室内では室温の上昇に注意する。運動は10~20分おきに休憩を取って水分・塩分の補給を行う。また暑さに弱い人は運動を中止する。
・31以上(危険):外出はなるべく避けて涼しい室内に移動する。運動は特別の場合以外は中止する。

2021年度(令和3年度)から、気象庁ではこのWBGTに基づいて「熱中症警戒アラート」(https://www.jma.go.jp/bosai/map.html#5/34.5/137/&element=heat&contents=information)を発表し、熱中症への警戒を呼びかけています。また気象会社の「熱中症予報」も基本的にはこのWBGTの数値を参考にしています。
熱中症警戒アラートや熱中症予報に注意して、自分がいるエリアの熱中症リスクを確認しましょう。

なおこれまで気象庁では、全国の都道府県で最高気温が35℃以上になることが予測される場合に「高温注意情報」を発表していましたが、高温注意情報の運用は終了となりました。

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