突風や竜巻が起こりやすい場所(日本海側、瀬戸内海)
突風や竜巻が起こりやすい場所は、寒冷前線と寒気移流で異なります。
寒冷前線が原因の突風や竜巻は日本中どこでも発生
寒冷前線が原因の突風や竜巻は、日本中どこでも発生する可能性があります。特に注意が必要なのは、凹凸が少なく竜巻の渦巻きを維持しやすい内陸や海沿いなどです。
突風や竜巻は寒冷前線が通過中の地域で発生するため、天気図や天気予報などから、発生する恐れのある時間帯がある程度分かります。
寒気移流が原因の突風や竜巻は日本海側で注意
寒気移流が原因の突風や竜巻は、主に日本海側で発生します。寒気移流による積乱雲は背が低く、日本海側で雨や雪を降らせると消滅します。太平洋側では晴れている場合が多いです。
また瀬戸内海においても、関門海峡を越えて積乱雲が流れ込んでくるため、突風や竜巻などの現象が発生することがあります。
ちなみに寒冷前線の後ろに寒気移流の原因となる寒気が控えていることから、寒冷前線が通過した後、連続して寒気移流が起こりやすい特徴があります。
そのため、特に日本海側では、11月の突風や竜巻のリスクがより高くなります。
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