寒い朝にほっと温まる台湾のおぼろ豆腐
次は、台湾で定番の朝ごはん、鹹豆漿(シェントウジャン)=台湾風おぼろ豆腐をつくります。つくり方は簡単。具材を全部器に入れて、温めた豆乳を注ぐだけ。酢の力を使えば、おぼろ豆腐って実は簡単にできるんです。
フルフルとしたおぼろ豆腐は、寒い朝にぴったり。サッパリとした味わいなので、飲んだ次の日にもおすすめです。台湾では油條(ヨウティアオ)という細長い揚げパンをカットしたものが入っていますが、ここではフランスパンで代用しています。
台湾のおぼろ豆腐
<材料>(1人分)
無調整豆乳…200㏄
A黒酢(なければ酢)…小さじ2
A薄口しょうゆ…小さじ1
Aザーサイ(刻み)…小さじ2
A干しエビ…小さじ1
小口ネギ…少々
ラー油…お好みで
パクチー…お好みで
フランスパン…2切れ
<作り方>
①器にAの調味料を入れる。ザーサイと干しエビは包丁で細かく刻んで、一緒に器に入れる。フランスパンは軽くトーストする。
②豆乳を鍋で沸騰しないように気をつけながら温め、沸騰直前に火を止め器にそそぐ。※温め過ぎると固まらなくなります。
③お好みで小口ネギ、パクチー、ラー油を加え、フランスパンを浸しながらいただく。
いつかに備えて豆乳のローリングストック
豆乳は牛乳とは違い、完全密封の容器に入れられているので、開封しなければ常温で長期間保存できます。また、今回紹介したレシピ以外に、牛乳を使う料理で牛乳の代わりに使えるので、ローリングストックする食材に加えてみてはいかがでしょうか。もしそのまま飲む場合、大豆特有の味わいが気になるなら、はちみつを加えると飲みやすくなりますよ。
<執筆者プロフィル>
中願寺あゆみ
料理家
雑誌・Webでのレシピ執筆、料理教室、ケータリングなど幅広く活動中。おつまみが得意。
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