身近にできる防災対策|杉野真実 日本テレビアナウンサー①

防災についてどんな取り組みをすればよいのでしょうか。リレーコラム「防災ニッポンボイス」では、各界で活躍する著名人が防災への意識や自身の取り組みを語ります。第1回は、日本テレビアナウンサーの杉野真実さんです。杉野さんは防災士の資格を持ち、出演する報道番組で防災に関わる情報を発信しています。杉野さんが防災士を目指したきっかけや防災について伝え続けることへの思いとは…。

誰かのことを思いやる心遣いが「防災」につながる

「防災」と聞くと、少しかたくて特別なことなのかなと思ってしまう方が多いかもしれません。防災は、困った時に役に立つものですが、普段から取り組めば本当に大変な時にやるべきことを減らすことが出来、安心につながります。いかに防災そのものを普段から生活の一部に組み込んでいけるかが大事だと思っています。

例えば、防災グッズは、何かを特別に購入というよりは、日頃から使っているものが、いざという時にも役立ちます。
食品では、賞味期限が長いものをなるべく多く備蓄しています。消費してなくなったら買い足すという「ローリングストック」をしています。
非常食のアルファ米も備蓄しています。ごはんを炊くのが「今日はちょっと」という時は、お水やお湯で戻すだけでできるアルファ米を食べることもありますね。アルファ米を日常で食べていれば、いざという時に「有事で災害だから」といった発想にならずに、精神的な安定も少しは維持できるかなと思っています。水はもともとよく飲んでいるということもあり、多く備蓄しています。カセットコンロも常備しています。災害時に温かいものを食べたい時に、カセットコンロは欠かせません。ふだんの食事向けにも卓上で使うことができて便利だと思います。

無断転載禁止

この記事をシェアする

オススメ記事

新着記事

公式SNS