2月に気をつけたい防災キーワード「春一番」!

春一番後は気温の変化や花粉の飛散による体調管理にも注意

春一番と寒の戻りはセットなので、気温の急上昇と急降下が起こります。気温の寒暖差が大きくなると、人によっては、「寒暖差疲労」によって体がだるくなったり、疲れやすくなったりする場合もあるようです。体が気温差を感じないように、いつも以上に暖房や服装に気を配りましょう。

また、春一番で気温が上昇すると一気に花粉が飛び始めることがあります。気になる方は春一番が吹く前に医療機関を受診したり、マスクや花粉用メガネを着用したりなど対策を行いましょう。

季節の変わり目で風邪もひきやすくなるので、バランスのよい食事や適度な運動、十分な睡眠を心がけるなどして、体調管理にも気を付けてください。

春一番が終わっても、同じような気圧配置を繰り返しながら季節が春に向かっていきます。春一番が終わったからと言って安心してはいけません。春一番は「季節が一つ進んで災害が起こりやすくなったサイン」と捉えて備えましょう。

<執筆者プロフィル>
田頭 孝志
防災アドバイザー/気象予報士
田頭気象予報士事務所。愛媛の気象予報士・防災士。不動産会社の会員向けの防災記事、釣り雑誌にコラムの連載・特集記事の執筆、BS釣り番組でお天気コーナーを担当したほか、自治体、教育機関、企業向けに講演を多数、防災マニュアルの作成に参画。

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