災害時に子どもを守る!100均グッズで「防災名札」を作ろう

災害が発生したとき、子どもと保護者が常に一緒にいられるとは限りません。子ども本人の氏名・生年月日・住所、保護者の氏名と連絡先などを書き込んだ「防災名札」を作っておくと、万一のときに安心です。この記事では防災名札の作り方や注意事項を紹介します。
防災名札は小さい子どもだけではなく、中高生や大人でも役立つアイテムです。

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防災名札はなぜ必要?

防災名札は、「迷子札」や「防災カード」と呼ばれるものとおおむね同じものです。首にかけられるカードホルダーや安全ピン付きのカードホルダーに、本人の名前や住所、保護者の連絡先などを書き込んだカードを入れて作ります。それを災害が発生したときに子ども自身に身につけてもらいます。

避難途中で子どもが保護者とはぐれてしまった場合や、災害発生時に保護者と子どもが離れた場所にいる場合などに、本人や保護者の氏名・連絡先が書かれた防災名札をつけておけば、周囲の人の助けを借りて安否を確認できる可能性が高まります。

自分の名前や連絡先が言えない小さい子どもにはもちろん、ある程度の年齢になった子どもにも必要です。災害時には気が動転して、住所など普段覚えていることが言えなくなる心配もあります。
そして、防災名札は私たち大人にも役立つアイテムです。スマホに頼って家族の電話番号を覚えていない方も多いはず。紙に書いて持っておくと、きっと緊急時に役立ちます。

防災名札は、防災ポーチや普段使いのバッグの中に入れて持ち歩いたり、自宅に用意している避難グッズの中に入れたりしておいても良いですね。

防災名札に書き込むこと

防災名札に最低限書いておくべき項目は、こちらです。
・本人氏名
・生年月日
・住所
・保護者の氏名
・保護者の連絡先
・遠方の親類などの連絡先
・アレルギーやその他配慮が必要な事柄(あれば)

決まった形式はありません。そのほかにも必要だと思う事柄があれば適宜書き込みましょう。

「遠方の親類などの連絡先」とは、保護者に連絡がつかなかった場合に連絡が取れる第三者です。近くに住む人を連絡先にした場合、地震などの災害ではその人にも連絡が取れないという状況も考えられます。なるべく離れた地方に住む人を選ぶと良いでしょう。

これらを書き込んだカードのほかに、家族写真を一緒に入れておくことをおすすめします。はぐれた家族を見つけるときにも役立ちますし、不安なときに見れば元気が出る効果もありますよ。

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