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津波は大規模な災害を引き起こす現象の一つです。大地震にともなって発生することが多いですが、海に囲まれている日本では定期的に津波被害が発生しています。
国内の津波被害としては、2011年3月11日に発生した東日本大震災があります。あれから10年以上、人的被害をもたらすような大津波は国内では起こっていません。しかし、突然に発生して大きな被害をもたらすのが津波です。来るときは突然です。今一度、津波災害について知っておきましょう。
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津波が起こるメカニズム
地震による津波は、地震が発生して海底が動く際に、その上の海水を押し上げることによって発生します。津波は海底から海面までの海水がすべて押し寄せてくるため、通常の波に比べて破壊力が大きいという特徴があります。
たとえば、3mの波浪と3mの津波では、同じ3mの波でも破壊力はまったく異なります。波浪は風によって海面が動いてその高さが3mに達するわけですが、津波は3mの海水の壁が押し寄せてくるのと同じです。
気象庁の「津波波高と被害程度」によると、3mの津波が発生すると木造家屋は全面破壊します。
大きな津波が発生すると海水が街を飲み込み、海岸近くにある建物はすべて倒壊してしまいます。また、引き波によって倒壊した建物や車、人々はすべて海に流されてしまいます。
津波は震源が海底で、なおかつマグニチュード7を超えると発生するおそれがあると言われています。
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