「霜」被害は冬より春に多い!遅霜で気を付けるポイント

遅霜が予想されているときの対策

遅霜から農作物を守る方法は以下のようにいくつかあります。

散水や保温シートや寒冷砂など簡単に対策できる方法もあれば、送風のように設備を整えなければならない方法もあります。

以下のような流れで防災対策を行うのがおすすめです。

①季節予報を確認して3月や4月の気温が「例年よりも低い」と予想されているときは、設備を整えるなどの対策を行う

②早期天候情報で1~2週間以内に遅霜の発生が予想されるときは、保温シートや寒冷砂などを購入して遅霜に備える

③霜注意報が発表されているときは前日~当日に散水・くん煙、散水・送風・被覆などを行って遅霜の被害を防ぐ

園芸やガーデニングでも同様の方法で遅霜から植物を守ることができます。

このように気象情報を活用しながら、予報に沿った遅霜対策を行いましょう。

〈執筆者プロフィル〉
田頭 孝志
防災アドバイザー/気象予報士
田頭気象予報士事務所。愛媛の気象予報士・防災士。不動産会社の会員向けの防災記事、釣り雑誌にコラムの連載・特集記事の執筆、BS釣り番組でお天気コーナーを担当したほか、自治体、教育機関、企業向けに講演を多数、防災マニュアルの作成に参画。

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