災害でも歯のケアは大切!少量の水でできる歯磨きや洗浄剤を紹介します

持ち出し袋に何を入れる?口腔ケアグッズを比べてみました

災害への備えとしてよく薦められている「液体歯磨」と「歯磨きシート」を実際に使ってみました。

液体歯磨き&歯ブラシ

液体歯磨きは、口に含んで口内に行き渡らせ、そのまま歯磨きをしたら、その後のうがいは不要です。水が用意できなくてもOKで、液体歯磨きと歯ブラシさえあれば口腔ケアは完了します。水が貴重な災害時には嬉しいですね。刺激の少ない子ども用も販売されています。

液体歯磨きと似た製品に「洗口液」がありますが、洗口液は通常の歯磨き後に口に含んで使うもの。パッケージの裏側に「液体歯磨」「洗口液」と記載があるので購入時に確認してみてください。

今回用意したのは、こちらの2つの製品です。
一般向け:ライオン クリニカアドバンテージ デンタルリンス 低刺激タイプ(ノンアルコール)
子ども向け:ライオン クリニカキッズデンタルリンスジューシーグレープ

使ってみると、チューブタイプの歯磨き粉を使った時よりも泡立ちがないだけで、歯磨きの効果はチューブタイプの歯磨き粉と変わらないと感じました。清涼感もしっかりあります。

大人向けの製品だと刺激の強いものも多いので、家族全員で使うには低刺激のタイプを用意したり、子どもがいれば子ども用製品もそろえたりした方が良いと思います。

歯磨きシート

歯磨きシートとは、不織布のシートタイプの口腔ケアグッズ。指に巻き付けて歯を擦って歯こうを除去します。使用後のうがいは不要です。
こちらも子ども向けに刺激の少ない商品が販売されています。歯の生え始めた赤ちゃんに使えるものもありますよ。子ども向けの製品はベビー用品売り場で見つけることができます。

今回用意したのは、以下の2製品です。
一般向け:無印良品 指型歯みがきシート
子ども向け:和光堂 にこピカ 大きな 歯みがきシート キッズ りんご味

「無印良品 指型歯みがきシート」は指サック型で使いやすい形状になっています。少々スーッとした刺激があり、使用後は口がさっぱりします。

子ども向けの製品は刺激がなく、甘いリンゴの味もするので小さい子どもでも使いやすいと思います。

使ってみると、歯間などの細かい部分や歯の裏側は磨きにくく感じました。歯ブラシとは違うので仕方がないと思いますが、いつもの歯磨きと比べると、8割くらいはきれいになったかな、という感じ。どうしても磨ききれない部分が残ってしまいました。

歯磨きシートは急場をしのぐのには良いですが、歯磨きシートのケアが長く続くと不安です。持ち出し袋には、歯ブラシと液体歯磨きが良いと思いました。
一方で短期間を想定した防災ポーチには、こちらのシートタイプが持ち運びに便利です。

まとめ

平常時と同じく災害時にも注意をすべき口腔ケアですが、災害への備えとしては意外と後回しにされがちかもしれません。非常時には自分の身は自分で守るのが基本となります。口腔ケアグッズは、口の中のトラブルや感染症から身を守るために必要なアイテムです。ぜひ災害用備蓄に用意しておきたいですね。

<執筆者プロフィル>
シマサキアヤ
フリーランスライター

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