「その瞬間、命をどう守るか」子どもたちに伝えたい| 木原実 日本テレビお天気キャスター①

「そらジロー」と一緒に防災フェス、シナリオを書いて防災劇も

日テレの敷地内で行うイベントがありまして、テレビでは観るだけのそらジロー達と実際に触れ合える「そらフェス」が人気でした。去年はコロナ禍でオンライン開催となりましたが、その「そらフェス」にも、「そらジロー」と一緒に参加することが出来ました。オンラインで、視聴者からのメッセージを確認しながら進行するなど、イベントの新たな可能性を感じました。

僕自身も、子どもたちに向けて防災の大切さを伝える際に、非常時災害用トイレを組み立てることを競うなど楽しみながら学べるように、クイズやゲームなどを多く採用するようにしています。もともと演劇をしていることから、自分で脚本を書いて、地震による津波の被害から身を守ることを伝える劇も作りました。2004年にインドネシアのスマトラ島沖地震があった際、多くの人々が高台に逃げて助かった島があります。その島には、「地震が起きたら津波がくるから必ず高いところに逃げよ」という言い伝えの歌が残っていました。その島の人々の話にヒントを得て、脚本には、「そらジロー一家」も登場させながら、子どもたちが津波の被害に遭わないようにという思いを込めました。

②「高速道路が倒れた!」衝撃映像から防災士の道へ

<プロフィル>
木原 実(きはら みのる)
日本テレビお天気キャスター・気象予報士・防災士
日本大学芸術学部演劇学科卒業。1986年から日本テレビでお天気キャスターを務め、現在は「news every.」(日本テレビ)で、キャラクターの「そらジロー」とお天気コーナーを担当する。1995年に気象予報士、2004年に防災士の資格を取得。日本防災士会常任理事をはじめ、2011年には内閣府「災害被害を軽減する国民運動サポーター」に就任した。このほかナレーターや声優、舞台俳優としても活動している。

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