災害で断水したらどう水を運ぶ?家族の1日分を4通りで試してみた

災害時に水の確保は大きな問題です。災害などで断水になったら、給水車などで配られる水を家まで持って帰る必要があります。そのとき、水をどうやって運ぶと良いでしょうか?ポリタンクを使う?ペットボトルをリュックに入れる?
今回は4つの方法を検討して、実際に試してみました!

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まずは自分の家の状況を確認しよう

今回の体験では、1日に1度、その日に必要な量の水を、最寄りの給水拠点まで受け取りに行くことを想定しました。

最適な水の運び方は、家族構成や家の環境によって人それぞれ違います。水の運び方を考える前に、まずはこちらの3点を確認しておきましょう。
(1)必要な水の量
(2)最寄りの給水拠点の場所
(3)家の環境

(1)必要な水の量

一般的に、飲用・食事用として1日1人当たり3Lが必要と言われています。そのほかに手や体を洗ったり、食器を洗ったりする生活用水が必要です。生活用水としてどのくらいの量が求められるかは状況によって異なりますが、ここでは仮に、1日1人当たり10L程度とします。
今回は、飲用・食事用と生活用水を合わせて「1日1人当たり13L」が必要と考えてみることにします。あなたの家族構成なら何Lになりますか?

(2)最寄りの給水拠点の場所

被災時に給水拠点となる場所は、自治体のウェブサイトや防災マップなどで公表されていることが多いです。自宅の最寄りの給水拠点を確認してみましょう。自宅からの距離や、道のりの途中で障害となるものがないかどうかもチェックします。

(3)家の環境

自宅は何階にありますか?地震が起きるとエレベーターが使えなくなることも多いですから、たくさんの水を持って階段を上がることも考えなければいけません。

3人家族のわが家の場合、39Lを運ぶことになります。今回は夫と2人で協力することにして、1人当たり約20Lを運んでみようと思います。
最寄りの給水拠点は数百m先の公園。
自宅はマンションの中層階です。

どんな運び方が効率的で、簡単でしょうか?4つの方法を検討&トライしてみます!

皆さんも、自分ならどのくらいの量の水をどんな道を通って運んでいくかを想像しながら、どの方法が最適か考えてみてください。

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