1)住まいの安全対策
家具や家電の転倒防止
1つめは、住まいの安全対策です。自宅の家具や家電の転倒防止は自分にしかできません。倒れない、落ちない、壊れない対策です。家具や家電を固定し、観音開きの扉は中からモノが出てこないようにします。
特に寝室と子ども部屋はふだん寝ている場所に横になって、大地震のときにここで寝ていて安全かという視点でチェックしてください。
震度いくつで物は落ちるのか
気象庁は地震で屋内がどういう状況になるかを「気象庁震度階級関連解説表」にまとめています。
それによると、震度5弱で食器や書棚の本が落ちたり、固定していない家具は倒れたりすることがあります。震度6弱で固定していない家具の大半が倒れたり移動したりします。
震度7では「飛ぶこともある」という記載があります。もちろんそのような状況では、人も揺れにほんろうされ、動くこともできず飛ばされることもあります。
具体的な対策を「住まいの地震対策!命を守る家具と家電の転倒防止」「部屋別!自宅の地震対策・寝室&子ども部屋編」「それで安全?知っておきたい防災目線の『家具の配置』」などの記事で紹介しています。
はだしで逃げようとしてガラスで足をけがした――ということもないよう備えてください。
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