非常時の「生理」への備え大切です。ポイントをまとめました

話題のグッズは使える?

近ごろ話題になっている「吸水ショーツ」や「月経カップ」は、非常時の備えとしては使いにくい場面が多いかもしれません。
吸水ショーツは、使う都度たくさんの水を使って洗濯して干さなければなりません。被災時に断水で水を十分確保できないこともありますし、避難所では経血が染み込んだ下着を洗ったり干したりするのは抵抗がある人が多いのではないでしょうか。使い捨てではない布ナプキンも同様です。
月経カップも、毎回ではありませんが水洗いをしたり、1サイクル終わるたびに消毒したりする必要があります。

洗濯や消毒がしやすい環境であれば、被災時でもこれらのグッズを使うことはできます。しかし災害時は断水やトイレなどの環境がいつもと同じとは限りません。使い捨てできるもののほうが管理の面や衛生面で便利なことも多いでしょう。普段は吸水ショーツなどを愛用している方も、災害時は使い捨てのナプキンを使うことも考えてもよいかもしれません。

緊急時に覚えておきたい簡易ナプキンの作り方

ナプキンが手に入らないときには、手近なもので簡易ナプキンが作れます。ハンカチなどを使った簡易ナプキンの作り方は、防災ニッポンのこちらの記事で紹介しています。

覚えておいて損はない!簡易おむつ・ナプキンの作り方

生理用品は、生理のある方なら絶対に必要になる備えです。また初潮を迎える年齢の子どもがいる場合、被災時に初めての生理を迎える可能性もあります。自分のための備えにプラスして、子どものための備えもしておくと安心ですね。

<執筆者プロフィル>
シマサキアヤ
フリーランスライター

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前もって準備!地震に備える行動&持ち物チェックリスト

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