災害時でも我慢できない・待ってくれないのは「トイレ・排せつ」ではないでしょうか。
災害への備えを考えるにあたって、トイレ問題は避けて通れません。断水して水が流れない、排水ができなくなった際に慌てないためにも、簡易トイレの作り方を確認しておきましょう。今回は、わが家にあったものを活用して、実際に簡易トイレを作った様子をリポートします。
既存の便器を活用して簡易トイレに
断水して排水はできないけれど、便器に異常はなさそう。そんなときは既存の便器を活用しましょう。
使うもの
・ポリ袋2枚
・ちぎった新聞紙
たったこれだけです!
このふたつなら、どこのご家庭にもあるのではないでしょうか?
早速トライしてみましょう。
作り方
STEP1:便座を上げ、ポリ袋1枚を広げてセットします。便器の開口部をすっぽり覆うのがポイント。できたら便座を下ろします。
STEP2:もう1枚のポリ袋を広げて、便座を覆い隠すように重ねます。
STEP3:2枚目のポリ袋の上にちぎった新聞紙を置けば、簡易トイレの完成です。
STEP4:用を足し終わったら上のポリ袋の口を結んで、所定の場所に捨てます(災害時のゴミの収集方法は自治体により異なります。ゴミの収集が停止している場合には、各家庭でふた付きゴミバケツなどの容器に保管しておきます)。
使用のたびにSTEP2~STEP4を繰り返せばOKです。
座ってみるとポリ袋がゴワゴワするものの、いつものトイレなのでそんなに違和感はありません。
便器がない場合はバケツ・段ボール箱を使おう
便器が破損・汚損してしまって使えない時は、バケツや段ボール箱でも代用できます。要領は便器を使うやり方とほとんど変わりません。
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