現像写真を水害から守る!保管場所と事後対策


画像:PIXTA

デジタル全盛といってもアナログ写真がゼロというわけはないですね。卒業アルバム、成人式、結婚式など、特に大切な思い出は紙焼き写真で持っている方も多いことでしょう。そんな大切な写真が、もし水害で損傷してしまったら…。そういうことがないよう写真を水害から守る方法を紹介します。写真がぬれてしまったときの応急処置も試してみました。参考にしてみてください。

水害対策はアルバムの保管場所チェックから

日本は水害リスクの高い国です。台風や梅雨・秋雨前線による大雨に加え、近年は集中豪雨が増加傾向にあります。どこに住んでいても水害対策が必要だといえるでしょう。

写真を水害から守るためには、写真が入ったアルバムの保管場所が重要です。アルバムの保管には、次の4つのポイントを意識しましょう。

1.アルバムごとプラスチックの収納ボックス(密封できるもの)に入れる
2.アルバムをしまった収納ボックスには乾燥剤を入れておく
3.湿度の高い場所は避ける
4.水や泥がかからないよう、なるべく高い位置に保管する

紙焼き写真は、直射日光や蛍光灯の光、外気によって退色していきます。現像したまま保管している写真が家にあったら、まずはアルバムに収めるところから始めましょう。

そして湿度や高温にも弱いので、アルバムを入れた収納ボックスは、風通しのよい部屋や頻繁にエアコンをかけている部屋の本棚の上のほうに保管しておくのがお勧めです。乾燥剤には有効期限があります。期限内に新しいものに交換し、期限切れのものを使用し続けないよう気をつけましょう。

また、いくら湿度が高い場所を避けても、長期間密閉して保管したままだと写真は劣化します。定期的にアルバムを見返して、写真一枚一枚に風を通してあげましょう。

写真がぬれたり泥に汚れたりした時の応急処置

どれほど注意を払っても、水害などに見舞われて写真がぬれてしまうかもしれません。そこで、写真がぬれたり泥汚れがついたりしてしまった場合の応急処置を紹介します。今回、紹介するのは、「銀塩方式」で現像した写真、つまりフィルムで撮って現像し、印画紙にプリントしたものが対象です。「インクジェットプリント」やインスタントカメラで撮った「昇華型プリント」は対象としていないので注意してください。

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