DPATに機動力!筑波大の災害派遣精神医療チームに専用車

写真説明=筑波大付属病院の災害派遣精神医療チーム(DPAT)の専用車

災害時に精神科医や看護師らが急行する

避難所などで心のケアにあたる災害派遣精神医療チーム(DPAT)の専用車が完成し、茨城県つくば市の筑波大付属病院で7月、披露会が行われた。停電に備えて大型バッテリーを搭載するなどしており、同病院の精神科医や看護師らは災害時、この車で被災者のもとに急行する。

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災害対応の特徴

専用車は市販のワゴン車を改良した。後部座席をなくし、診療スペースを広くとっている。災害時には携帯電話が使えなくなる事態も想定されるため、医師らが互いに連絡を取れるよう衛星電話も完備した。

写真説明=専用車の内部。カウンセリングできるスペースが確保されているほか、災害現場を想定し、大型バッテリーや衛星電話が搭載されている

精神科医や看護師、薬剤師らDPATの隊員は、県などの要請を受けて出動する。ただ、国の予算は不十分で、災害に備えた専用車は配備されていなかった。レンタカーを利用することが多く、車の確保などの準備に時間を取られることもあったという。

導入の費用調達は

同病院は2019年、専用車の導入に向け、インターネット上で寄付を募る「クラウドファンディング(CF)」を開始。約250人から目標の750万円を上回る約915万円が集まった。

CFの代表者で医学医療系災害・地域精神医学の太刀川弘和教授は「災害時は、早期の心のケアが重要と言われている。現場にいち早く駆けつけ、ケアにあたりたい」と話していた。

(読売新聞 2021年7月19日掲載)

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