兵庫県警が災害時BCPでPHV車を非常電源に!三菱自販社と協定

写真説明:PHVを視察する兵庫県警の種部滋康本部長(神戸市中央区の県警本部で)

大規模停電発生時に無償で借り受けて警察業務継続

兵庫県警は、兵庫三菱自動車販売(神戸市西区)と災害で大規模停電が発生した時に、エンジンと電気モーターを備えたプラグインハイブリッド車(PHV)を無償で借り受け、被災した警察署などの「非常用電源」として活用する協定を2021年10月に結んだ。

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大規模停電が起きた場合の対応

協定では、地震や風水害で大規模停電が起きた場合に、県内にある同社の販売店21店が、PHV「アウトランダーPHEV」などを県警に無償で貸与。搭載されたバッテリーを使って、自家発電機能を失った警察署や被災地の臨時指揮所などに電力を供給する。

PHV1台の電力供給は

三菱自動車のPHVには、家庭用の家電製品を使用できるコンセントがあり、ガソリン満タン時であれば、PHV1台で一般家庭で使う約10日分の電力を供給できるという。

写真説明:兵庫県警察本部

県警であった協定締結式で、種部滋康県警本部長は「災害現場で電力が確保できるのは心強い。もしもの場合にも警察力を発揮できるように備えたい」と話し、PHVにつないだ家電製品の作動状況を確かめていた。

(読売新聞 2021年10月22日掲載)

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