ひとり暮らしのコロナ対策 かかったときの対処法

写真説明:PCR検査を自費で受ける動きも広まっている(東京都中央区)

コロナの感染を疑った記者リポート

「もし単身でコロナに感染したら」と心配になった記者の報告です。

37.1度で医療機関に相談

2021年1月、朝37.1度の微熱が出た。近所の診療所で「様子を見ましょう」と言われ、念のため部屋に籠もりながら、「本当に感染していたら」「まさか急変とか」と不安になった(結局コロナではなかった)。ひとりの備えを取材した。

 

厚生労働省によると、発熱やせきなど感染症の症状がある時は、かかりつけ医か自治体の発熱相談センターなどに相談する。個人差はあるが、「息苦しさ」「強いだるさ」「高熱」があればすぐ、せきや微熱だけでも、4日以上続く場合や持病がある人は相談する。

 

検査が必要になると、検査場所を指示される。移動は「徒歩」「自転車」「自家用車」で。電車やバス、タクシーは使えない。いずれも難しければ保健所と対応を相談する。地域ごとに事情が違うが、送迎や訪問で検査をする場合もある。

感染がわかり、無症状や軽症なら、電話やLINEで保健所と毎日連絡を取りながら自宅で過ごす「自宅療養」になることがある。

ひとりで自宅療養する際はここに気を付けて

東京医科大学病院(東京都新宿区)新型コロナ中等症病棟の責任者、阿部信二・呼吸器内科診療科長=写真=に、ひとりで自宅療養する際の注意を聞いた。

発症7~10日目は特に注意

特に注意が必要なのは発症から7~10日目。重症化する場合は、その時期に急変します。初期に微熱がだらだら続き、息苦しさもないのに、いきなり高熱が出る。熱に注意し、39度を超えるようなら、すぐ保健所などに連絡してください。

 

2週間を過ぎれば重症化はまずない。日数は、PCR検査の日からではなく、「だるい」「熱っぽい」など、異変を感じた時期から数えます。日ごろから体調の変化に敏感になってください。

 

自覚がないまま血中の酸素濃度が下がり重症化する低酸素症では、パルスオキシメーターで血中酸素濃度を見ますが、息苦しさも目安になります。階段の上り下りや、湯船から出た際、「息苦しい」ほどでなくても、普段と違う、いつもよりしんどいと感じたら、早めに助けを求めてください。

ひとりで新型コロナに備えるポイント

※阿部医師らへの取材を基に作成

 

〇日頃から

・十分な換気や手洗い、マスクで予防を心がける

・体調の変化に敏感になる

(階段の上り下りや入浴時などに、普段の呼吸はどうかを意識しておく)

・宿泊療養や自宅療養に備え、着替えや食料を用意する

 

〇感染かもと思ったら

・ 息苦しさ、強いだるさや高熱があるとき、熱は37度台でも症状が続いたり持病があったりする場合は、かかりつけ医か自治体の対応窓口に相談する

 

〇検査場所への往復

・地域にもよるが、徒歩・自転車・自家用車のいずれかで。高熱などで難しい場合は、保健所の指示に従う

 

〇自宅療養するなら

・息切れと熱の上昇に注意。階段の上り下りや入浴時に普段より苦しく感じたら保健所などに助けを求める

・発症から7~10日目は特に注意

 

(読売新聞 2021年2月14日掲載 地方部内信課・原典子)

無断転載禁止

この記事をシェアする

オススメ記事

公式SNS