軽くてコンパクト! アウトドア用品を災害時の備えに

アウトドア人気が高まるなか、登山やキャンプ用品を防災用に活用する人が増えている。軽くてコンパクトに作られている道具が多く、災害時でも取り回しが良いためだ。専門店は防災コーナーを設置し、避難生活の体験教室も広がっている。

小売店は防災コーナーを通年設置

登山やスキー用品を中心に販売する「石井スポーツ・リンクス梅田店」(大阪市北区)の一角には、防災コーナーが設けられている。

アウトドアブランド「ザ・ノース・フェイス」の救急バッグや「ロゴス」の照明器具のほか、登山用の非常食やガスバーナー、ポータブル電源など約30ブランドの商品が並ぶ。コーナーは2020年、半年間にわたり開設した。顧客の反応が良かったことから、2021年は通年で陳列する予定だ。

写真説明:アウトドア用品店に設けられた防災コーナー(大阪市北区の石井スポーツ・リンクス梅田店で)

趣味の道具が万一に役立つ

買い物に来ていた兵庫県西宮市の会社員男性は、登山が趣味で普段からアウトドア用品をザックに詰めて災害時に備えている。「ヘッドライトは両手が自由になるし、手袋は防寒に役立つ。軽くて持ち運びもしやすく、機能性も高い」と話す。

◆災害時のアウトドア用品の活用例

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