アニメ「天気の子」監修者による子ども向け「天気の図鑑」にはこんな工夫!

身近な天気の疑問を解決!

雲の研究者で、アニメ映画「天気の子」(新海誠監督)の気象監修でも知られる気象庁気象研究所研究官の荒木健太郎さんが、身近な天気の疑問に答える子ども向けの本「すごすぎる天気の図鑑」(KADOKAWA、税込み1375円)を出版した。小学生らの意見を取り入れて完成させた意欲作だ。

小学生に伝わる言葉で

「雲とアツアツおみそ汁は同じ!?」「『1時間に100mmの雨』の重さは小柄な力士と同じ!」――。本では、様々な気象現象をユーモアあふれる表現で解説している。「子どもは大人よりも空や雲をよく眺め、観察眼も鋭い。天気の知識をうまく結びつければ理解が進むと思った」。荒木さんは執筆の動機をこう語る。

写真説明:「すごすぎる天気の図鑑」で紹介した様々な雲について説明する荒木健太郎さん(茨城県つくば市で)

先読みした子どもら1700人から意見が届いた!

研究者の視点で書くと、一般の人には難しくなりがちだ。このため、出版前の原稿を小学生らに先に読んでもらう企画を立て、約1700人から意見が寄せられた。例えば、雲の形に例えた「UFO」については、最近は知らない子も多かった。そこで、「シロイルカ」や「マッシュルーム」などの例えを追加したという。

本のなかでは、豪雨などの気象災害についても触れている。荒木さんは「親子で防災について語る機会にしてもらえれば」と話している。

(読売新聞 2021年5月6日掲載)

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