風水害への備えに!家族間の連絡は複数手段で

子どもは使い方を知らないことが多い。NTT東日本のホームページで、動画で説明している。一緒に確認、利用してみよう。

ネットサービスには、携帯電話会社が災害時に開設する災害用伝言板がある。メッセージを書き込むことができる。無料通信アプリ「LINE」では、家族間のグループを作成しておくと、一度に家族全員に安否を伝えられる。

マニュアル作って共有を

風水害に限らず、地震などでもこうした連絡方法は有効だ。

危機管理教育研究所代表の国崎信江さんは「どの連絡方法を優先的に使うか、家族間で事前に決めておきましょう」と助言する。国崎さんの家庭では、連絡方法を優先順位を付けてまとめた「国崎家の防災マニュアル」を作成。各自がカバンに入れている。同研究所のホームページで公開しており、参考になる。


家族との連絡方法のマニュアルの一例

また、どうしても連絡がつかない場合に備え、待ち合わせ場所を決めてマニュアルに掲載しておくことも勧める。確実に会えるよう、「近くの小学校のジャングルジムの前」などと具体的に指定。また、「午前9時や午後3時に集まる」などと集合時間も定めておく。

国崎さんは「家族との連絡方法は曖昧にしがち。地域で想定される災害に応じて、何を書くべきか家族で話し合い、マニュアルにしてください。防災への意識も高まります」と話す。

 

(読売新聞 2020年4月16日掲載「防災ニッポン 風水害・備える」③)

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