富士山噴火も!静岡県地震防災センターで地震や津波知って備える

2階に移動すると富士山模型が

2階は風水害と火山災害を扱っており、見所は富士山の立体模型だ(=写真)。

噴火後に流れ出す溶岩流のイメージがプロジェクションマッピングで投影される(=写真)。

写真説明:白い立体模型にプロジェクションマッピングで、緑の山肌や赤い溶岩流が映し出される

台風への対応、土砂災害の発生過程もイラストでわかりやすく説明している。

センターは基本概念に「知る。備える。行動する。」を掲げる。ここで知ったことを、日常生活での「備え」や命を守る「行動」につなげてほしいという思いが込められている。

写真説明:災害時に便利な備蓄品を紹介するコーナーもある

2018年度までに延べ125万人が訪れた。来館者数は東日本大震災直後の2011年度(7万7500人)がピークで、その後は減少傾向という。

金嶋千明・センター所長は「東日本大震災から10年を迎え、東海地震への関心度も下がっている。災害が起きた時に頭が真っ白にならないよう、何度でも来て、気づきの場にしてもらいたい」と呼びかけている。

 

◆静岡県地震防災センター
静岡市葵区駒形通5の9の1。東名高速道路静岡インターチェンジから車で約10分。午前9時~午後4時。月曜休館。入館無料。問い合わせは電話054・251・7100。

(読売新聞 2021年6月9日掲載 静岡支局・村瀬駿太郎)

 

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