熊本・球磨村がユーチューブの専用チャネルで九州豪雨の記録発信

写真説明:2020年7月の豪雨で流失した神瀬橋(熊本県球磨村提供)

「アーカイブくまむら」に空撮の高画質映像

2020年7月の九州豪雨で甚大な被害が出た熊本県球磨村は、復旧・復興の様子を映像で記録・発信する取り組み「アーカイブくまむら」を進めている。動画投稿サイト「ユーチューブ」に専用チャンネルを開設。ドローンで空撮した高画質の4K映像を投稿し、復旧の歩みを伝えている。

防災・減災や村外で暮らす住民たちに

企画したのは、村復興推進課の松野翔吾さん。災害が頻発する中、復旧の歩みを記録し、発信することで、防災・減災に生かしてもらおうと発案した。村外で暮らす住民や村出身者に向けて、現状を知らせる狙いもある。

ドローンによる撮影も松野さんが担当し、1月以降、各地の復旧状況などを記録してきた。動画は1分ほどの映像に編集し、これまでに50本以上を投稿している。

復旧作業の現状は

このうち渡地区の沖鶴橋を収めた映像には、一部が損壊したまま残る橋の様子や、クレーン車による復旧作業などが記録され、被害の甚大さが見て取れる。

写真説明:沖鶴橋の復旧作業を収めた映像(球磨村提供)

また、2021年の元旦に撮られた雲海を照らす初日の出の映像(=写真)もあり、美しい景色といった村本来の魅力も伝えている。

(球磨村提供)

動画は、ユーチューブで「アーカイブくまむら」と検索すると見ることができる。

松野さんは「復旧・復興がなかなか進まない村の現状を知ってもらうとともに、防災にも役立ててほしい」と話している。今後も撮影を続け、随時、投稿する方針という。

(読売新聞 2021年6月10日掲載 熊本支局人吉通信部・前田敏宏)

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