風水害・コロナ下の避難所生活 気を付けることは

換気・間隔 「3密」防ぐ

避難所は、被災者らが一定期間滞在することから、1995年の阪神大震災以降、そのあり方への関心が高まり、質の向上が叫ばれてきた。食料や飲料水などの備蓄、十分な数のトイレの確保と衛生管理のほか、雑魚寝しなくて済むよう段ボールなどの簡易ベッドを使ったり、世帯ごとに間仕切りを設けたりすることも求められている。

さらに、新型コロナウイルスの感染防止の対策も急務となっている。密閉、密集、密接の「3密」を避けるため、国は自治体にできるだけ多くの避難所を開設し、ホテルや旅館などを活用することも呼びかけている。また、避難所内では十分な換気に努めるとともに、各家族間の距離を1~2m以上空けるなど、十分なスペースを確保するよう、要請。発熱、せきなどの症状がある人向けに、専用スペースやトイレを用意することが望ましいとしている。

 

(読売新聞2020年6月14日掲載、「防災ニッポン 風水害・避難生活」生活部・崎長敬志、及川昭夫、福島憲佑、梶彩夏、生活教育部・児玉圭太が担当しました)

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