ホテル入りだったはずが入院に変更
■7月9日 入院
ホテル入りのため着替えや洗面具等を荷造りしたが、38度台の熱と頭痛が止まらない。保健所に相談すると、医師の判断で入院に変更された。保健所が手配した民間の救急車で病院に直行。レントゲンやCT撮影、血液検査を行う。肺炎が見つかり、点滴治療が始まった。
血中酸素濃度が正常値を下回り、チューブで鼻から酸素吸入することに。中等症2だ。数日間、高熱と頭痛と息苦しさと下痢が続く。息を深く吸うと、のどや胸が痛み、せきが出るようになった。食事も睡眠も十分にとれなかった。
■7月12日 入院4日目
主治医から「ウイルスを抑える治療に加えて、免疫の暴走による重症化を抑える治療を行う」と説明を受ける。遅れて重症化することがあると知ってはいたが、我が身に起こるかもしれないと思うと、冷え冷えとした気分になる。
が、この頃から熱と頭痛は収まり、数日後には酸素吸入からも解放された。緩やかに回復し、重症化は免れた。
■7月24日 退院
投薬治療を終え、経過観察を経て退院した。入院から16日目だった。しばらく在宅勤務した後、今は職場復帰している。治療費は公費負担になるという通知が、退院の数日後に保健所から届いた。
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