普段使いできて非常時も役立つ「フェーズフリー」グッズ紹介します

フェーズフリーはまちづくりにも活用されている

フェーズフリーの考え方はまちづくりにも取り入れられ、地域活性化など新たな価値を生み出している。

愛媛県今治市では

愛媛県今治市が2018年に開設したごみ処理施設・市クリーンセンターは体育館や公民館の機能がある。スポーツやイベントの場として市民に開放し、年間延べ約1万5000人が利用する。災害時には避難所として最大320人が1週間過ごせる食料や設備も備える。

写真説明:フェーズフリーの考え方はまちづくりにも取り入れられている。愛媛県今治市のごみ処理施設は、普段は体育館や公民館として市民に開放。災害時には避難所になる

整備計画を検討中に東日本大震災が発生。平時は地域住民が集い、災害時は防災拠点となる施設を目指し、災害ボランティアらの意見も取り入れて設計を進めた。

完成後は住民らと避難所の開設訓練などを実施。自治会長を務める山本勇さんは「ごみの搬入以外でも普段から多くの住民が集まるようになったことで、災害時のスムーズな連携が期待できる」と話す。

(読売新聞 2021年9月15日掲載 生活教育部・辻阪光平)

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