防災教育に!長野市が土砂災害の絵本や紙芝居をHPで公開

公開作品について

2021年7月末に公開されたのは、絵本7点と紙芝居5点。地滑り災害の遺族らからの市への寄付などによる基金を活用し、長野県短期大(現長野県立大)の学生が2008~15年度に作った。
製本され、市内の幼稚園や保育園で読み聞かせも行われていたが、現在では園内に置かれたままだった。基金の運営委員から活用を求める声が上がり、制作した当時の学生から公開への同意を得た作品に限り、市が広く紹介することにした。

絵本「ぼく わすれないよ」

このうち、地附山の地滑りに関する絵本「ぼく わすれないよ」は、幼い男の子が祖母から、曽祖父が巻き込まれた話を聞く作りとなっている。「安全と思われていた場所でも、大雨が降ったり、雨の日が長く続いたり、地震などでもとても大きな災害が起きることがあるんだよ」「だから むかし実際にあった災害を忘れてはいけないのね」などと記されている。

この地滑りで親族を亡くした同市上松の山口銑二(せんじ)さんは「災害を知る人が地元でも少なくなる中、記録が後世に残るのはありがたい」と話す。

閲覧は市危機管理防災課のHPから

「はしらない」「しゃべらない」といった基本的な避難行動を学べる作品を含め、市危機管理防災課のホームページ(https://www.city.nagano.nagano.jp/soshiki/kikibousai/477534.html)で閲覧・印刷できる。同課の担当者は「読み聞かせを通じて、防災を考えるきっかけにしてほしい」としている。

(読売新聞 2021年8月11日掲載)

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