豪雨災害時の高齢者施設(後編)お年寄りの命や安全どう守る?

避難確保計画作成の六つのポイント

施設利用者の避難は、寝たきりなど身体的な理由で移動に時間がかかることが課題だ。クルマなどの移動手段が限られている場合や、想定していた避難路が冠水してしまう場合もある。

施設外へ避難する事前準備として、把握しておきたいのは、周囲の情報だ。ハザードマップなどを活用し、河川の位置や周囲との高低差から危険度を把握しておきたい。

全員避難に必要な時間の把握も重要だ。例えば避難に1時間必要だと分かれば、早めの移動が必要になる。浸水のスピードが速ければ、上階へ「垂直避難」を考える必要性が出てくる。

◆避難確保計画作成の要点(国土交通省「手引き別冊」を基に作成)

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