備えを促すために臨時情報が発表される
南海トラフ地震の発生可能性が高まった場合、気象庁は「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒)」を発表する。これは発生を予知するものではなく、「平時より可能性が高まっている」として、いつ起きても対応できるよう、備えを促すメッセージだ。どんな状況で発表されるのか、改めて確認しておきたい。
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南海トラフ地震で臨時情報が出される理由は
駿河湾から日向灘まで約700kmにわたる海溝「南海トラフ」沿いでは、100~200年ごとに繰り返し巨大地震が起きており、東海地域(東側)と南海地域(西側)では発生に時間差が生じることもあった。どちらかでマグニチュード(M)8クラスの大規模地震が発生すれば、もう一方も連動する可能性が高い――とする考え方が臨時情報のベースとなっている。
◆過去の南海トラフ地震の発生事例
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