「温活」で冷え解消!運動・食事・就寝時のポイントまとめました

(日本温活協会提供)

慢性的な冷えは健康の大敵

加齢に伴い、体が冷えやすくなる。慢性的な冷えは健康の大敵だ。運動や食事など生活習慣を見直し、体を温める「温活」を始めてみては。

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手足が冷えて寝付きが悪い

大分県の男性(74)は数年前から、布団の中で手足などが冷えて寝付きが悪くなった。毎日しっかり入浴しているが、就寝時には冷えてしまうという。「若い頃は冷え性ではなかった。年を取ったから仕方ないのだろうか」と悩む。

高齢になるにつれ、冷えに悩む人が多くなるようだ。厚生労働省の国民生活基礎調査(2019年)では、手足が冷える自覚症状のある人は、1000人あたり女性が31人、男性は14人。65歳以上では女性60人、男性38人となり、75歳以上に限定すると、それぞれ80人、53人まで増える。

筋肉量の低下が冷えに関係する

内科医で冷え性に詳しい石原新菜さんは「高齢者の冷えは筋肉の衰えによるところが大きい」と指摘する。筋肉は体温維持に大きな役割を担っているが、筋肉量は20代がピークで、70代ではその4割まで減少するという。若い世代では手足の先が冷たくなる末端型が多いが、高齢になるにつれ、下半身全体や体の中心まで拡大していく。

冷えを甘く見てはいけない

冷えが慢性化すると、肩こりや腰痛に悩むほか、風邪を引きやすくなったり、病気からの回復が遅れたりする。「特にこの2年ほどは、コロナの影響で外出を控えたためか、筋肉量が減少し、冷えに悩まされる高齢者が多い。健康維持のためにも温活を心がけて」と石原さんは話す。

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