チャットボットの防災版ができた経緯
国立研究開発法人「情報通信研究機構(NICT)」と民間気象会社「ウェザーニューズ」などが共同開発した。情報のやりとりは、無料通信アプリ「LINE(ライン)」で行う。
いざ災害が発生すると、AIが利用者に被害の状況や写真の有無を質問してくる。利用者がスマホで回答を入力すると、AIは情報を集約し、どこでどんな被害が起きたか一目で分かる地図を表示。利用者は被災状況を把握したり、避難場所や経路を選んだりできる。これらのやりとりは全て自動で行われ、人の手は介さない。
◆チャットボット活用の流れ
チャットボットではこんな風にやりとりされる
1.チャットボットによる被害情報の収集と提供
AIが被災地周辺の住民に情報提供をよびかけ、利用者が回答を入力する
説明:取材を基に作成したやりとりの例
AIが自動で情報を集約。被害の件数や種類を整理し、地図で公開。市民の避難や自治体の対策に生かしてもらう
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