災害対応型も!コインランドリーが多様なサービスで進化中

洗う手間を代行してくれる新サービスも

新たなサービスも登場している。全国約120店舗の「バルコランドリープレイス」を展開するOKULAB(東京都渋谷区)は、代々木上原(同)とたまプラーザ(横浜市青葉区)の2店でクリーニング業の届け出をしており、洗濯代行も手掛ける。

指定のバッグに洗濯物を入れて渡せば、洗って乾燥し、たたんで返却される。利用料の目安は40Lで1980円。マーケティングマネジャーの古賀碧さんは「仕事や育児、介護など多忙で洗濯に負担を感じる人が、サービスを使い分けている」と話す。

写真説明:「バルコランドリープレイス」の2店は洗濯物をたたんで返すサービスを実施(OKULAB提供)

なぜこれだけ進化?

コインランドリーが進化を続ける理由について、ランドリービジネスマガジン編集長の中沢孝治さんは「自宅では洗いづらい大型の洗濯物での利用ニーズに加え、洗濯の待ち時間に目を付けた企業が参入した。競争が激化し、差別化を図ろうと新たなサービスが生まれてきた」と分析。さらに「利用しやすい場所への立地など利便性が高まり、自宅で洗濯物を干すのに苦労する高齢者らも含め、幅広い世代の利用が今後も増えるだろう」と指摘する。

(読売新聞 2021年11月2日掲載 生活教育部・島香奈恵)

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