写真説明:猛烈な低気圧に伴う大雪で車が立ち往生した北陸自動車道(2021年1月10日、福井県永平寺町で)
地球温暖化の影響で激甚化が懸念
冷え込みが厳しいこの時期から春先にかけ、激しい「冬の嵐」が吹き荒れることがある。暴風や大雪をもたらす原因は、急速に発達し、強い台風に匹敵する勢力にもなる「猛烈な低気圧」だ。日本列島の南方沖を流れる暖流・黒潮の海水温が高いほど強まるとされ、地球温暖化の影響で激甚化が懸念されている。
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車の立ち往生や停電を引き起こした2021年1月の大雪
2021年1月、西日本から北日本の日本海側を中心に、5日間にわたって雪が断続的に降り続いた。
気象庁によると、この期間の降雪量は福井県大野市で158cm、新潟県上越市で213cmを記録。急速に降り積もったため多くの車が道路上で立ち往生し、秋田県などでは暴風による停電被害も発生した。
写真説明:猛烈な低気圧に伴う大雪で、立ち往生した車の列ができた北陸自動車道(2021年1月10日、福井市で)
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