家具の転倒防止などの地震対策
地震で家具が倒れると、けがの恐れがあるうえ、在宅避難の妨げになる。転倒防止器具で壁などにしっかり固定しておく必要がある。
専用金具や配置の見直し
最も効果的なのは、L型金具だ。壁の下地に間柱などがある部分にネジで固定する。賃貸住宅などでL型金具が使えない場合は、突っ張り棒や、家具の下に挟み込むストッパー式器具、粘着マットなどを組み合わせて使うとよい。器具の購入費を補助したり、取り付け業者を無料で派遣したりする自治体もあるので確認しておきたい。
神戸市耐震推進課の島崎宏道さんは「寝室やリビングなど滞在時間が長い場所では、家具を減らすことも大切。家具固定は命を守るための備えだと認識してほしい」と話す。
(読売新聞 2022年1月15日掲載 生活教育部・田島武文)
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