熱中症予防!こまめな水分補給と飲み物・マスクなど対策商品で

写真説明:熱中症の疑いで学校から救急搬送されたことも(2018年7月)

暑さに体が慣れない時期も要注意

専門家によると、熱中症は夏だけでなく、暑さに体が慣れていない初夏も危険性が高いという。コロナ禍で定着したマスクは夏場は不快に感じることもある。飲み物も利用して効果的な予防に努めたい。

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熱中症になるのはどのぐらい

総務省消防庁によると、2021年5~9月に熱中症で救急搬送された人は約4万8000人に上った。それでも例年に比べれば少ない。過去5年間で最も多かった18年は同じ時期で、ほぼ倍となる約9万5000人だった。この年のシーズンは1日平均600人超が搬送された計算になる。

熱中症とは

熱中症に詳しい群馬大の鯉淵典之教授(環境生理学)によると、熱中症には大きく分けて熱疲労となる脱水症と、熱けいれんが起こる脱塩症の2種類がある。脱水症は、体内に酸素が行き渡らなくなり、脱塩症は、筋肉や神経が動かなくなる。

対策としては、体を冷やすことが重要だ。涼しい室内で体を休めたり、汗が蒸発しやすい服を着たりすることを心がけたい。加えて、こまめな水分と適度なミネラルの補給。通勤や通学のようなじわっと出る汗は、塩分が少ないため、水で十分。体を冷やす効果もあるので、冷水がよい。スポーツや炎天下の作業で発汗量が多くなる場合は、意識的にミネラル分をとることが肝心だという。

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