停電、断水に役立つ8つのもの

写真説明:東京都千代田区大手町では、「停電日数6日」と表示される

大規模地震が発生すれば、電気やガス、水道といったライフラインが寸断され、復旧まで時間を要する恐れがある。そうなれば、自宅の建物に大きな損傷がなく在宅避難を選んでも、厳しい生活を強いられる。在宅での備えを充実させたい。

スマホ バッテリー複数/水道水 ポリタンクに

東京都内の住宅密集地の一角。スマートフォンでサイト「地震10秒診断」を開き、「診断」をクリックすると、起こりうる地震の最大震度が6強と示され、「停電日数4日」と表示された。ガス停止日数は21日、断水日数は32日に及ぶという。

サイトは、日本損害保険協会(東京)と防災科学技術研究所(茨城)が、2020年8月から公開している。利用者の現在地などで、今後30年以内に震度5弱から7までの5段階の地震が起きる確率のほか、想定される停電日数などが出る。日数は過去の地震のデータなどを基に算出。協会の担当者は「一つの目安だが、地震への備えを見直すきっかけにしてほしい」と呼びかける。

「停電の中でも、明かりがあれば精神的に安心します」と、災害危機管理アドバイザーで防災士の和田隆昌さんは助言する。停電時、懐中電灯しかなければ、水の入ったペットボトルに光を当てたり、白いポリ袋をかぶせたりすると光が拡散し、周囲が明るくなるという。

写真説明:水が入ったペットボトルの下から懐中電灯を当てると、光が広がる

備えとして薦めるのが、長時間使用できる「LEDランタン」。ホームセンターなどで販売されており、予備バッテリーとともに用意したい。

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